コラム

ニワコトについて

niwakuma

ご自分の家の庭、好きですか?楽しいですか?

造園業界に入る前、私は漠然と自然は好きでしたが、庭にも木にも大した関心は無く、庭木を見ても名前も知らず、親の剪定した木を見て「この木は要るのか?」と疑い、時には邪魔だなぁと疎み、手で叩いたりボールをぶつけて遊んだりしていました。

そんな私も造園業に入ってみると、庭が面白くなってきて、自ら技術や情報を調べるようになり、週末も剪定させてくれと知人宅を訪ね回ったり、東京や地方の研修会などに参加したりするほどにこの仕事が好きになりました。

すると今度は、友人や知人が庭木のことを「この木はお荷物だ、邪魔者だ」と言う話を聞いたりすると悲しくなるようになりました。庭屋の職業病でしょうか、外に出れば四六時中、よく庭や木が目に入ります。余計なお世話であると理解していても、残念な剪定がなされている木を見たり、荒れた庭を見て悲しくなるようになりました。

庭を維持するには手間や時間などのエネルギーが掛かると思います。体力的に経済的にそこまで労力を費やせないのかもしれません。ただやはり、庭の価値が低く、興味を失っていることは大きいのだろうと思います。

ブログ「ニワコト」では、庭や木の良さを知ってもらい、面白そうだなぁ、ちょっとやってみようかなあと思えるような庭の物事を上げていきたいと思います。

私の見識・技術はまだまだ稚拙なものですが、興味を持ってくれた人が一つ何かをやってみてくれたらと思います。

それが町の景観美化や、環境問題、循環型社会への貢献として役立つことで弊社の社会的意義も果たせたらと願いまして。

庭熊

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